今回は、白馬を拠点に活動するバックカントリーガイド/サポートライダーの前田利政さんより、スーパー無双 Ver.2.0の使用レポートをいただきました。
100日以上の滑走日数の中で、実戦投入されたリアルなインプレッションをお届けします。
❄ 使用環境とスタイル
滑走エリア:長野県・白馬エリアのバックカントリー
雪質条件:非圧雪・新雪・湿雪・乾雪・モイスト含む全コンディション
ワクシング頻度:シーズン開始時に1回の施工のみ。以後は電動ブラシのみのメンテナンス
🚀 レビュー内容(前田利政)
「とにかく、失速しにくい。」
湿った雪での滑走性能が、従来のワックスに比べて明らかに向上していました。
特に山岳エリアでは雪質の変化が大きいですが、スーパー無双 Ver.2.0 は どのようなコンディションでも安定して滑ってくれます。
🌨 特に優れていると感じた点
標高の高い、乾いた雪(シャリシャリ雪)では抜群の性能
1回のコーティングで100日以上使用可能なロングライフ性
雪質によるワックス選びの悩みが激減
→ 標高2,400mから標高700mまで滑走しても性能にブレがない加速性・最高速の伸びも良好
🏔 現場で感じる実感
「お客様と一緒に林道を滑るとき、滑走性能の違いは如実に現れます。追い付かれることが明らかに減りました。
もちろん体重や板の長さも影響しますが、それ以上にワックスの性能差が出やすい場所で違いを感じます。」
🌱 湿雪への対応について
「さすがに“モイスト”と呼ばれるような極端な湿雪や春雪では限界があります。
しかし、従来と比べれば明らかな進化を感じています。
特に、シール登行などでトップワックスを使えない環境では、ベースワックス性能の信頼性が何より重要です。」
🧭 ストラクチャーとの組み合わせに期待
「今後はストラクチャーの工夫との組み合わせで、さらに滑走性能を高めていく予定です。
すでにこのベースワックスだけでも満足度は高く、お客様にも自信を持って勧められます。」
🔽 Q&A:前田利政さんの総括
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 今シーズンの滑走日数 | 約100日(1回のコーティングで) |
| プロとして勧められるか | はい、十分にお勧めできます |
| ワックス選びの基準 | 滑りの体感・加速・最高速・雪質適応性が高いかどうか |
| スーパー無双の評価 | これらの基準を満たし、かつ扱いやすく、信頼性が高いワックス |
📝 総評
「滑る」「続く」「悩まない」
この3拍子が揃ったスーパー無双 Ver.2.0は、バックカントリーライダーにとって非常に頼もしい存在です。
雪質変化の激しい山岳地帯での滑走でも、一貫して性能を発揮できるベースワックスとして、間違いなくお勧めできます。
🧭 レポート協力
番亭/バックカントリーガイド
前田 利政(Maeda Toshimasa)